備忘録的なもの

写経を始めた

写経を始めようと思ったので、始めた経緯と準備したもの、やってみた感想

写経を始めた経緯

特に宗教に目覚めたというわけではなく、何もしてないので何かやるかというくらい。

経緯をざっくり箇条書きにすると以下のような感じ

  • 9月頭に身内に不幸があり実家に帰っていた
  • 実家に写経の手本があり、やることもなかったので適当な紙とペンでやってみた
    • 実家が小さい会社をやっているが、以前従業員で写経をやっていた人が居てその人が残していたもの
  • 悪くないかもと思ったので続けてやってみることにした

続けてやってみようと思った部分に関して少し捕捉すると、以下のようなものも考えていたような気はする。 ただどれもきっかけと言えるほどはっきり意識していたモノではないので、主な動機は「何もしてないので何かやるか」という部分ではある。

  • メンタル病んで休職しているというのもあり、仏教に何かしら求めたくなったのかもしれない
    • 心が落ち着くとか所謂マインドフルネス的な効果があると言われているのはうっすら認識していた
  • 生活リズムを作るための習慣の一つになればと思った
  • 文字を書き写すだけならあんまり難しいこと考えずにできるだろう
    • もともと字を書くこと自体も嫌いではなかった

実家に写経の手本を残していった人が何のために写経をやっていたのかは分からないが、 地域的に真言宗の家が多かったので、 年配の方だとそこまで珍しい趣味(習慣?)でも無かったのかなというくらいに思っている。

ちなみに自分は実家の宗派が真言宗だと認識したのも成人してからというくらいなので信仰心は薄い。

写経の準備

写経用の手本と用紙は呉竹のものを Amazon で買った。

写経用紙セット

中身は表紙に書いてある通りだが

  • 写経用紙 15枚
    • 枠線のみ入った実際に写経する用の用紙
    • 黄みがかったタイプの半紙、手本を透かすためか若干薄い気もする
  • 練習用紙 1枚
    • 枠線に加えて、なぞり書き用に薄く字が入った用紙
    • 紙質は写経用紙と同じっぽい
  • お手本 1枚
    • 写経の手本
    • 表は実際に写経する用に使う般若心経の手本
    • 裏にも般若心経と読み方、それと「写経のこころ」というのが書いてある
    • 紙質は半紙っぽいが、こっちは厚くしっかりした紙

手本の表

手本表

手本の裏

手本裏

写経用紙と練習用紙

写経用紙と練習用紙

あと、くっきり折り目にならないようにと思われるがダンボールを挟んで三つ折りになっていた。 とはいえ曲がっている部分はやはり少し邪魔だったので折り目なしのセットの方が良かったかもしれない。

筆については以前ヨドバシカメラで買って持っていたぺんてる筆の中字(FL2L)を使った。

ちゃんとやるなら墨を磨るところからやるのが良いらしいが、 一式揃えるのも金がかかるのと、字を書くのはともかく準備片付けの手間が面倒になりそうな気がしたのでひとまず筆ペン。

筆ペン

写経をやってみた感想

ひとまず練習用紙をなぞって1枚埋めた

書いたもの

実家でやったのを含めると2回目ではあるが、感想としては

  • メンタルに効果があった感じは無い
    • 頭の中や気持ちがスッキリしたとかは無い
    • 書いてる間は他のこと考えずにできるので、そういう意味では楽ではある
  • 時間は正確には測ってなかったが、おそらく1時間弱くらいかかったので仕事しながら毎日やるのはしんどそう
  • 何故かわからないが妙に手が震えて字がヘロヘロになった
    • この量の文字を手で書くのが久しぶりだったせいかもしれない
    • 書く前に飲んだカフェオレ(カフェイン)のせいかもしれない
    • 加齢のせいかもしれない
  • 漢字の書き順忘れてるものがいくつかあり、やっぱり書いてないと忘れるんだなと思った
  • そもそも楷書の認識違いをしているものもあった
    • 糸偏の下部分は点3つの形でも小の形でも正しいとか
  • 般若心経の意味分かってないままでも良いかと思っていたが、気になったので追々調べようと思った

メンタルに効果があった実感は無いが、さりとて苦痛でもなかったので、 頭使わずできる丁度良いルーチンワークということでひとまず午前中書く感じで続ける。

書いたものはとりあえず保管しておくつもりだが、微妙に紙が大きくて置き場所に若干困っている。 15枚使い切っても続けるならA4サイズの手本と半紙を用意するのが良いかもしれない。